雨漏りではなく獣害による天井のシミ

不動産経営をされているオーナーさんから雨漏りを直して欲しいとお問い合わせいただきました。

原因を突き止めてからどう直すかを提案しますと現場調査を行うと、確かに外壁からとは思えない天井部分にシミが出来ていました。

とりあえず、屋根を見てきますと屋根に上がり、カラーベストの状態を目視調査しましたが漏水を起こすような状態ではなかったです。

屋根は問題ないので、今度は屋根裏に上がって調査します、軒天が剥がれている部分があったのでそこから動物が入り込んでいるかもしれませんよ。

と今度は屋根裏の調査を行いました。

2階の部屋の天井の真上辺りを見ると動物の糞尿が散乱していました。
念のために野地板を見ておきましたが、屋根から雨水が侵入しているようなシミは全く見られませんでした。

依頼主には軒天などの開口部分から入り込んだ動物の糞尿がシミの原因です。侵入口を塞ぐ工事をすれば問題ないです。

と、後日大工と軒と破風板の修繕工事を行いました。

全ての開口箇所を大工が造作し塞ぎました。

 

 

大工が修繕工事をしている間に私(門下)は天井裏に上がりすべての箇所を調査し、糞の始末を行いました。
家屋に動物が入り込む獣害というのは聞いていましたが実際に見るのは私も初めてでした。
神戸市垂水区ではアライグマが多く生息し目撃されています。天井に変なシミが出来ている、妙な物音がするなどは要注意です。
悪質な業者はまともな調査を行わず雨漏りですねと高額な屋根の葺き替え工事を契約させることがあります。
天井のシミの原因を見つけて直して欲しいと問い合わせれば、もし葺き替えをしてからでも見当違いの工事をしたと文句を言うことが出来るので、雨漏りを直して欲しいといういい方はしないほうがいいかもしれません。
神戸市垂水区や西区・須磨区くらいでしたら無料で相談に乗れることもあるので、おうちに関するお困りごとは門下塗装にご一報ください。

 

 

 

 

2024年10月
« 9月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031